Z会の小学生コース(紙教材)を検討中の悩みとして、『ハイレベルとスタンダードどっちにする問題』があります。
『ハイレベル』って言われると難しそうに感じるし、『スタンダード』って言われると物足りなかったらどうしようと思ってしまいがちです。私自身、どっちが良いのかとても悩みました。
この記事では私自身が検討を重ねる中でわかった3つのポイント
- 目的と優先することの重要性
- コースごとの特徴
- コース選びのヒント
この辺について解説していきます。
Z会の通信教育を検討の方には参考になると思うのでぜひご覧下さい。
前提として、ハイレベルとスタンダードが選べるのは【小学生コース(紙教材)の2年生】だけですのでご注意下さい。1年生とタブレットコースはレベル選択がありません。
【この記事を書いている私は】
- 二児の父、長男が今年小学校2年生になります。
- 子供の通信教育は今回が初。
- 学校の勉強だけでは不安でZ会に入会。
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Contents
『教材に求める事』を整理するのがポイント。
私がいろいろ考えてたどり着いたのは、Z会の通信教育をやることで『どんな力をつけさせたいのか』がハッキリしていることが重要ということでした。
簡単に言うと『やる意味』です。
目標やゴールになる事がハッキリしていないと、どんな教材を選んで、何をすればいいのかも見えて来ません。
学習のコース選びを間違えると、ゴール(成果)もズレたものになってしまいます。
Z会の小学生コースの場合、ハイレベルとスタンダードが選べて、この2つのコースに関係するゴールは3つあると思います。
順に解説します。
学習する習慣をつけたい
まずは『習慣化』です。
勉強するときの基本ですが、小学校低学年にとっては簡単にはいかない事も多くあります。
そのサポートとしてZ会の小学生コースは良いと思います。特にスタンダードコースなら1日あたりの学習量も決して多くはありませんし、習慣化にはピッタリだと感じました。
スタンダードコースの雰囲気を知りたい方はコチラの記事が参考になると思います↓【2022年度版】Z会小学2年生の4月教材をレビュー!
ただ、紙教材の場合は子供が学習している時、親がサポートできる環境があったほうが良いと思います。
タブレットならヒントやアドバイス、答え合わせまでを一人で完結できるので良いのですが、紙教材だと書いてあるヒントが理解しきれなかったり、間違った解釈をしたりすることがあります。
そんなときにサポートが必要になります。疑問を後回しにするメリットは無いので、リアルタイムでサポートするのがベストだと感じました。
子供一人でやるより、親と一緒に取り組む方が習慣化に繋がるというメリットもあると思います。
学校の学習+αがほしい
私がZ会の通信教育を始めた大きな理由がコレです。正直言って、小学1年生の時の学習量と質にとても不安を覚えました。確かに勉強がすべてではありませんが、それにしても少ないと感じました。
そこで『学校の勉強+α』が欲しいと思うようになりました。
Z会の教材は学校の勉強よりやや難易度が高く、しっかり考えて解く問題が多く満足しています。
教材の内容も学校の勉強の繰り返しになることは少なく、はってん問題なんかもあって満足度は高いです。
もちろん学校によって学習内容やレベルに違いはあるのかもしれませんが、私の場合はピッタリでした。地方の平均的な公立小学校です。
田舎なので、リアルな塾も少なく選択肢が無かったので通信教育は良い選択肢になりました。
通信教育は様々ありますが、Z会は『お試し教材』があったのでとても参考になりました。
結構なボリュームの教材がもらえるので気になる方は試してみることをオススメします。
Z会小学生向けコース。学年別「おためし教材」さしあげます!受験まで見据えて学習したい
中学受験を見据える場合はハイレベルコースが良いと思います。小学2年生の小学生コース(紙教材)だと、学習量とはってん問題の量が増えるようです。
基礎と応用問題まではスタンダードと同じで、はってん問題が追加になるので全体として学習量が増えるイメージです。
私は中学受験の予定は無いのでとりあえずパスしました。ただ、将来の進路によってはハイレベルに切り替えるかもしれないなと思っています。
あくまで『子供が望む進路に必要な場合』のみ考えます。
ハイレベルとスタンダードの特徴を整理
ここからはそれぞれの教材の特徴を解説します。教材毎の特徴を把握してコース選びに活かしましょう。
学習量
学習量は学習カレンダーを見比べるとわかりやすいと思うので写真を貼付します。
スタンダードコース↓
ハイレベルコース↓
単純にハイレベルの方が1日あたりの学習量が1単位多くなっています。
増えているのは『はってん問題』なので難易度の高い問題が多いという事です。単純に量が増えるわけではなく、質の高い問題が増えるという事です。
学習量について公式ページに記載がありましたのでご覧下さい
【メインテキスト】
『わくわくエブリスタディ』
Z会独自のカリキュラムで構成されたメイン教材。
<1年生の学習量>
1回2ページ10分国・算 各10回/月
<2年生の学習量>
1回2ページ15分
スタンダード:国・算 各10回/月
ハイレベル:国・算 各12回/月
【自習用ドリル】
『ドリルZ』
その月の学習内容の補完に最適なドリル形式の自習用教材。
<1年生の学習量>
1回1ページ5分 国・算 各15回/月
<2年生の学習量>
1回1ページ5分
スタンダード:国・算 各15回/月
ハイレベル :国・算 各20回/月
※Z会公式ページより引用
問題のレベル、質
Z会のQ&Aを見る限り、難易度について不安になっている方が多いと感じました。私も入会前に調べているときに『難しい』というワードを何回も目にしたので確かに不安になりました。
でも、実際にやってみて感じたのは、
『確かに少し難易度は高めかもしれないけど、しっかり考える問題が多いのはメリット』
ということでした。
私自身、子供の『考える力』を伸ばしたいと思っていたので簡単過ぎても困るんです。その点では『はってん問題』はギリギリ自力で解けるかどうかの難易度で本当に良いと思っています。
試行錯誤したり、粘り強く考えるいい練習になります。こういう力を伸ばしたいと考えている方にはオススメです。
親がサポートできる環境があるなら全く問題ないと思います。子供の学力を把握する意味でも、親がしっかり関わることは大切だと感じました。
料金
料金はハイレベルコースになると少し上乗せになります。料金に関する記事が参考になると思いますので参考にご覧下さい。
【Z会小学生コース】小学2年生の料金を徹底解説!お得に受講するポイントは『支払い方法』!
公式ページから料金を確認したい方はコチラからどうぞ↓
簡単にシミュレーションもできます↓
タイプ別コース選びのヒント
ここからはコース選びのヒントをお話していきます。自分がどれに当てはまりそうかイメージしながらみてもらえると参考になると思います。
公式ページには次のような記載があります。コース選びのヒントになると思いますのでご覧下さい↓
レベル選択に迷われる方には、無理なく発展的な内容まで取り組める「スタンダード」のご受講をおすすめします。
※レベルは国語・算数をセットで選択。
※経験学習、英語、プログラミング学習、みらい思考力ワークにレベルはありません。
※各月で扱う単元の学習事項はどちらのレベルでも同じですので、途中でレベルを変更されても未習の部分は出ません。
※Z会公式ページより引用
スタンダードをオススメしたい人
スタンダードコースをオススメしたいのは次のような人です。
- 継続できるか不安な人
- 塾や通信教育が初めてな人
- 難易度が高くないか不安な人
このようなタイプの方にはスタンダードをオススメします。『不安』を感じるならスタンダードからスタートしましょう。
迷ったらスタンダードでオッケーです。まず1ヶ月やってみて判断しても問題ないと思います。なぜなら途中でコース変更は可能だからです。
足りないならハイレベルに変更すれば良いだけです。
ハイレベルをオススメしたい人
ハイレベルコースをオススメしたいのは次のような人です。
- 学校の勉強では物足りない人
- 受験を考えている人
- すでにZ会を1年間やってステップアップしたい人
受験を視野に入れているならハイレベルが良いと思います。それ以外にも、学校の勉強だけだと不安だったり、物足りないと感じているならハイレベルをやってみるのも良いと思います。
また、すでに1年生でZ会を1年間やった経験があってステップアップしたいと考えるならハイレベルコースは有りだと思います。
あくまで子供自身に『学びたい』という意志があることが前提になりますので、親の独断で決めることのないよう気をつけたいところです。
途中で変更もできる
しばらくやってみて『なんか違うかも‥』と思ったら思い切ってコース変更しましょう。
軽く触れましたが、『途中で変更可』です。
申請のタイミングにもよりますが、早めに申請すれば翌月から変更という事も可能です。
Q&Aにも変更可能とあります↓
実際の手続きは入会後に見ることができる『マイページ』からの申請になります。
【まとめ】コース選びの考え方
小学2年生のZ会通信教育で、ハイレベルとスタンダードを選ぶポイントをまとめます。
- 学習の目的を整理する
- コース毎の特徴を理解する
- 子供の希望を尊重する
親子で学習することでどんな目標を達成したいのか話し合う必要はあると思います。親の考えを押し付ける形になるのは良くないですし、それではやる意味も効果もありません。
目的や目標を設定できたら、目標達成にどちらのコースが合いそうなのか考えましょう。
やってみて違ったら、コース変更、教材自体を変更しても良いと思います。やってみないと分からないことは多いものです。
Z会ならお試し教材があるので、やってみて判断するのも1つの手です。
この記事がZ会の通信教育に対する疑問解消の一助になれば幸いです。最後までありがとうございました。ではまた次の記事で。